御朱印帳の残りのページ数を把握しよう!次の1冊を準備するタイミング【初心者向け】
御朱印帳の終わりが近づいたら?事前に知っておきたいページ管理と次への準備
御朱印巡りを続けるうちに、大切に育ててきた御朱印帳がいっぱいになる日が訪れます。次の御朱印帳をいつ、どのように準備すれば良いのか、また、今使っている御朱印帳の残りのページをどのように把握すれば良いのか、初心者の方にとっては気になる点かもしれません。
この記事では、御朱印帳の残りのページを確認する方法や、次の御朱印帳を準備する最適なタイミングについて詳しく解説します。計画的に準備することで、よりスムーズに御朱印巡りを楽しむことができるようになります。
御朱印帳のページ数を知り、残りを確認する方法
まず、お使いの御朱印帳が何ページあるのかを確認しましょう。一般的な御朱印帳は、蛇腹折り(じゃばらおり)になっており、片面だけを使用する場合と、両面を使用する場合があります。多くの寺社では墨書きが裏面に透けないように片面使用を推奨していますが、両面使用可能なものもあります。
- 一般的なページ数: 蛇腹式の御朱印帳は、折り方によってページ数が異なりますが、一般的には片面で使用する場合で約20〜30ページ分(折り目数で言うと10〜15折り)となるものが多いようです。両面使用の場合は、その倍のページ数になります。購入時に仕様を確認しておくと良いでしょう。
- 現在のページ数を確認する方法:
- 御朱印帳を開き、最後の御朱印が書かれているページを確認します。
- そのページから御朱印帳の末尾までの折り目の数を数えます。片面使用の場合は、その折り目数がそのまま残りのページ数とほぼ同じと考えて良いでしょう(正確には、折り目の「谷」の部分が1ページ、両側の「山」の部分がそれぞれ半ページ分となりますが、数える際は折り目を基準にするのが分かりやすいです)。両面使用の場合は、折り目数の倍がページ数になります。
- 御朱印のサイズや書き方によっては、1つの折り目に複数の御朱印が収まる場合や、大きく書かれて1ページ全てを使う場合など、例外もあります。あくまで目安として捉え、実際に空いているスペースを確認することが大切です。
- 御朱印をいただくたびに、最後のページの次の空きページに目印(しおりなど)を挟んでおくと、次に開くのが容易になり、また残りのページも把握しやすくなります。
御朱印帳がいっぱいになる前に意識すべきタイミング
では、残り何ページくらいになったら、次の御朱印帳の準備を意識し始めるのが良いのでしょうか。
これは個人のペースや御朱印巡りの頻度にもよりますが、残り5ページ程度になったら、次の御朱印帳の購入を検討し始めることをお勧めします。
- なぜ残り5ページが目安か:
- 急な遠出や旅行の際に、滞在先で御朱印帳がいっぱいになってしまう事態を避けるためです。
- 新しい御朱印帳を選ぶ時間を持つためです。寺社で買うのか、文具店やオンラインで買うのか、どのようなデザインにするのかなど、じっくり選ぶことができます。
- 新しい御朱印帳に切り替える心の準備をするためです。
特に、週末などを利用して集中的に御朱印巡りをする予定がある場合は、その前に残りのページ数を確認し、必要であれば新しい御朱印帳を準備しておくと安心です。旅先で「あと数ページしかない!」と慌てて探すのは大変なこともあります。
次の御朱印帳を準備する場所と選び方
新しい御朱印帳は、様々な場所で購入することができます。
- 寺社: 多くの寺院や神社では、オリジナルの御朱印帳を授与しています。その寺社ならではのデザインや、特別な由緒を持つものもあり、記念にもなります。御朱印をいただいた際に、一緒に授与所で尋ねてみると良いでしょう。
- 文具店・書店: 大きな文具店や書店、また一部の雑貨店などでも様々なデザインの御朱印帳が販売されています。豊富な種類の中から好みのものを選ぶ楽しみがあります。
- オンラインショップ: ネット通販でも、多くの種類の御朱印帳が販売されています。伝統的なデザインからモダンなデザインまで、多様な選択肢の中から自宅にいながら選ぶことができます。
新しい御朱印帳の選び方:
- デザイン: 直感で気に入ったデザインを選ぶのが一番です。寺社オリジナル、和柄、キャラクターものなど、様々なデザインがあります。
- サイズ: 主に大判と小判があります。既に持っている御朱印帳と同じサイズにするか、異なるサイズにするか検討しましょう。大判は迫力のある御朱印に適している場合があります。
- 素材・仕様: 表紙の素材(布、紙など)や、蛇腹の紙質、両面使用可能かどうかなどを確認すると良いでしょう。
- 予算: 御朱印帳の価格は様々です。ご自身の予算に合わせて選びましょう。
新しい御朱印帳を使い始める前に
新しい御朱印帳を手に入れたら、使い始める前にいくつか準備をしておくと良いでしょう。
- 記名: 御朱印帳の最後のページや裏表紙などに、ご自身の名前や御朱印巡りを始めた日付などを記入しておくと、後で見返したときに良い記録になります。個人情報保護の観点から、自宅に保管する場合は氏名をフルネームで書いても問題ありませんが、持ち歩く際は名字のみにするといった配慮も考えられます。
- 最初の御朱印: どの寺社で最初の御朱印をいただくか決めるのも楽しみの一つです。新しい御朱印帳のスタートとして、記念になる寺社を選ぶのも良いでしょう。
いっぱいになった御朱印帳の扱いについて
大切に集めた御朱印がいっぱいになった御朱印帳は、どのように保管すれば良いのでしょうか。
御朱印帳は、単なる記録ではなく、寺社とのご縁の証であり、授かったお守りとして大切に扱うべきものです。
- 保管方法: 直射日光や湿気を避け、桐箱や御朱印帳袋などに入れて大切に保管します。時々取り出して見返すのも、御朱印巡りの楽しみの一つです。
- 古い御朱印帳の供養: 基本的には、御朱印帳に終わりはありませんので、大切に保管し続けるのが良いとされています。しかし、もし手放す必要がある場合は、寺社の納札所(のうさつじょ)などで供養をお願いできる場合もあります。ただし、これはあくまで「供養」であり、「処分」とは異なります。御朱印帳は神様仏様への参拝の証ですから、粗末に扱わないことが最も重要です。
いっぱいになった御朱印帳の保管方法については、別の記事でさらに詳しく解説していますので、そちらもご参照ください。
まとめ:計画的な御朱印帳の管理で、もっと旅を楽しもう
御朱印帳の残りのページを意識し、計画的に次の御朱印帳を準備することは、御朱印巡りをスムーズに進める上で非常に大切です。旅先で御朱印帳がいっぱいになって困るという状況を避けられ、また、新しい御朱印帳を選ぶ楽しみも増えます。
この記事を参考に、ぜひ今お使いの御朱印帳のページ数を確認してみてください。そして、次の御朱印帳の準備も楽しみながら進めていきましょう。御朱印帳との良い付き合い方が、あなたの御朱印旅をさらに豊かなものにしてくれるはずです。