これで安心!御朱印をいただく時の声かけ・受け渡しガイド【初心者向け】
御朱印巡りに興味をお持ちいただき、ありがとうございます。
実際に寺社へ足を運び、いざ御朱印をいただこうと思ったときに、「どこで声をかけたら良い?」「御朱印帳はどうやって渡すの?」「お作法はあるの?」など、少し不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、御朱印をいただくまでの具体的な流れの中で、寺社の方とのやり取りに焦点を当て、初心者の方でも安心して御朱印をいただけるような具体的な声かけや受け渡し方について解説します。
御朱印はどこでいただける?まずは場所を確認しましょう
寺社に到着し、お参りを済ませたら、まずは御朱印をいただける場所を探します。多くの場合、以下のいずれかの場所で対応しています。
- 社務所(神社)
- 寺務所(お寺)
- 納経所(お寺)
- 授与所(お守りやお札を授与する場所)
これらの場所には、「御朱印」「納経」「授与所」といった案内が出ていることがほとんどです。もし見当たらない場合は、案内の表示を確認するか、周辺の方に静かに尋ねてみましょう。
御朱印をいただくための声かけ方と流れ
場所が確認できたら、いよいよ御朱印をいただくための声かけです。焦らず、丁寧な対応を心がけましょう。
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担当の方に声をかけるタイミング
- 受付窓口に担当の方がいらっしゃるか確認します。もし他の方が対応中の場合は、静かに列に並ぶか、終わるのを待ちます。
- 担当の方がフリーになったら、窓口に近づいて声をかけます。
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具体的な声かけの言葉
- 「すみません、御朱印をお願いできますでしょうか。」と丁寧にお尋ねするのが一般的です。
- 神社であれば「御朱印」、お寺であれば「御朱印」または「納経」と言っても伝わります。特にこだわりがなければ「御朱印」で構いません。
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御朱印帳の渡し方
- 声をかけ、「お願いします」と伝えられたら、御朱印帳を開いて渡します。
- ポイント: 墨書きしてほしいページをあらかじめ開いておくと、担当の方の手間を減らすことができます。どのページに書いてほしいか迷う場合は、空白のページを開いて渡せば問題ありません。書き置き(すでに書かれた紙の御朱印)をいただく場合は、「書き置きはありますか?」と尋ねてみましょう。
- 両手で丁寧に渡すのが基本です。
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初穂料(料金)の準備
- 御朱印の初穂料は、寺社によって異なりますが、一般的には300円から500円程度です。おつりが出ないように小銭を用意しておくとスムーズです。
- 初穂料は、御朱印をお願いする際に御朱印帳と一緒に渡すか、御朱印を受け取る際に渡すかのどちらかです。寺社の方から案内がある場合は、その案内に従ってください。特に案内がない場合は、御朱印を受け取る際に「初穂料です」と言って渡すのが丁寧でしょう。
御朱印を待っている間の過ごし方
御朱印帳を預けたら、書き終わるまで待ちます。
- 待つ場所: 指定された場所がある場合はそこで待ちます。なければ、窓口の近くで他の方の邪魔にならない場所で静かに待ちましょう。
- 過ごし方: 待ち時間を利用して、境内の別の場所を拝観したり、休憩したりするのも良いですが、あまり遠くに離れすぎないように注意が必要です。静かに待つのが基本です。
御朱印を受け取る時の作法
御朱印が書き終わったら、名前を呼ばれるなどしてお知らせがあります。
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受け取る時の言葉
- 「ありがとうございます。」と感謝の言葉を伝え、御朱印帳を受け取ります。
- 初穂料をまだ渡していない場合は、「初穂料です。ありがとうございました。」と言って渡します。その場で小銭を数えたりせず、あらかじめ準備したものをスムーズに渡せるようにしましょう。
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御朱印帳の確認
- 御朱印を受け取ったら、その場で軽く確認しても良いですが、周囲に配慮し手早く行いましょう。墨が完全に乾いていない場合もあるため、すぐにページを閉じたりせず、優しく扱いましょう。
- 墨が乾くまでの間、挟み紙などがある場合はそのままにしておきます。
その他、御朱印をいただく際の注意点
- 混雑時: お正月や特別公開時など、混雑している場合は待ち時間が長くなることがあります。急かしたりせず、落ち着いて順番を待ちましょう。
- 写真撮影: 御朱印を書いていただいている様子や、窓口の内部の写真を無断で撮影することは控えましょう。写真撮影が可能か不明な場合は、必ず事前に確認してください。
- 質問: 寺社に関する質問がある場合でも、御朱印の対応で忙しい時に長話をするのは避けましょう。空いている時間帯や、別の機会に尋ねるなど配慮が必要です。
まとめ
御朱印をいただく際の、寺社の方への声かけや御朱印帳の受け渡しは、基本的なマナーを守れば決して難しいことではありません。「御朱印をお願いします」と丁寧に伝え、御朱印帳と初穂料を準備しておけば大丈夫です。
この記事でご紹介した流れや具体的な言葉遣いを参考に、安心して御朱印をいただき、御朱印巡りをさらに楽しんでいただければ幸いです。
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