書き置きから始める御朱印巡り!御朱印帳なしでも大丈夫【初心者向け】
御朱印巡りに興味をお持ちですか?神社やお寺を訪れて、参拝の証としていただく御朱印は、旅の素敵な思い出になります。しかし、「いきなり御朱印帳を買うのは少しハードルが高いな」「どんな御朱印帳を選べば良いか分からない」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方におすすめしたいのが、「書き置き」の御朱印から御朱印巡りを始めてみることです。御朱印帳がなくても気軽に始められる書き置きでの御朱印巡りは、初心者の方にとって良い第一歩となります。
この記事では、書き置きの御朱印から御朱印巡りを始める方法や、そのメリット・デメリット、そしていただく際の注意点や保管方法について詳しくご紹介します。
書き置きの御朱印とは
まず、御朱印には主に「直書き(じかがき)」と「書き置き(かきおき)」の二種類があります。直書きは、持参した御朱印帳にその場で墨書きと朱印をいただく方法です。
一方、書き置きの御朱印とは、あらかじめ和紙などに書かれ、朱印が押された状態で用意されている御朱印のことです。多くの場合、日付だけをその場で書き加えていただく形になります。
書き置きの御朱印は、様々な理由で提供されています。例えば、御朱印をいただく方が多い場合や、書き手の方が不在の場合、あるいは限定の御朱印などで提供されることがあります。
なぜ初心者におすすめなのか?書き置きから始めるメリット
書き置きから御朱印巡りを始めることには、初心者にとっていくつかの大きなメリットがあります。
- 手軽に始められる: 最大のメリットは、御朱印帳を事前に購入する必要がないことです。御朱印巡りの雰囲気を体験してみたい、という軽い気持ちで始められます。
- 保管が比較的容易: 書き置きは和紙になっているため、持ち帰ってからファイルなどにまとめて保管することができます。後から見返しやすいという利点もあります。
- かさばりにくい場合がある: 巡る寺社の数が少ない場合や、限定御朱印だけをいただきたい場合などは、御朱印帳を持ち歩くよりも身軽になります。(ただし、サイズは様々です)
- 限定御朱印に対応しやすい: 季節限定や特定の行事に合わせて頒布される特別な御朱印は、書き置きで提供されることが多くあります。書き置きであれば、御朱印帳の種類を気にせずにいただくことができます。
書き置きから始めるデメリット
書き置きにもデメリットはあります。
- 寺社によっては書き置きがない: 全ての寺社が書き置きの御朱印を用意しているわけではありません。直書きのみ対応という寺社も多くありますので、事前に確認が必要になる場合があります。
- サイズや形がまちまち: 書き置きの和紙のサイズや形は寺社によって異なります。そのため、ファイルなどで保管する際にサイズが合わない、整理しにくいといったことが起こる可能性があります。
- 自分で貼り付ける手間: 書き置きは持ち帰ってから自分でファイルやノートなどに貼り付ける必要があります。この作業が手間に感じる方もいらっしゃるかもしれません。(書き置きの貼り方についてはこちらの記事もご参照ください。)
- 直接書いていただく体験が得られない: 御朱印帳に目の前で丁寧に墨書きや朱印を施していただく「直書き」ならではの体験はできません。
書き置きの御朱印のいただき方
書き置きの御朱印をいただく際にも、基本的なマナーは直書きの場合と同様です。
- 参拝を終える: 必ず本堂や本殿への参拝を済ませてから御朱印所に伺いましょう。
- 御朱印所で声をかける: 「御朱印をいただけますでしょうか」などと丁寧にお願いします。
- 書き置きをお願いする: 「書き置きの御朱印をお願いできますでしょうか」と具体的に伝えます。
- 初穂料を納める: 指定された初穂料(料金)をお納めします。お釣りのないように小銭を用意しておくとスムーズです。
- 受け取る: 御朱印を受け取る際は、両手で丁寧に受け取ります。
- 感謝を伝える: 「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えましょう。
寺社によっては、御朱印所とは別に書き置き専用の窓口がある場合や、授与品をいただく場所で一緒に頒布している場合など、場所や方法が異なります。案内に従うか、分からなければ尋ねてみましょう。
いただいた書き置きの保管方法
持ち帰った書き置きの御朱印は、折れたり汚れたりしないように大切に保管しましょう。いくつかの保管方法をご紹介します。
- クリアファイル: 一時的な保管や、種類ごとに分けておくのに便利です。
- 御朱印ファイル/御朱印ホルダー: 書き置き専用のファイルや、ポケットに収納できるホルダーが市販されています。サイズの異なる御朱印をまとめて保管するのに適しています。
- ノートやスクラップブック: ノートや厚紙に貼り付けて、日付や寺社の名前などを書き添えながら保管する方法です。自分だけのオリジナル御朱印帳のように楽しめます。
- アルバム: 写真アルバムのように、ポケットのあるアルバムに収納することも可能です。
どの方法を選ぶにしても、湿気や直射日光を避けて保管することが大切です。
まずは書き置きから、気軽に始めてみませんか?
書き置きの御朱印から御朱印巡りを始めることは、御朱印帳の準備なしに、手軽に御朱印の世界に触れることができる良い方法です。まずは気になる寺社を一つ訪れて、書き置きの御朱印をいただいてみてはいかがでしょうか。
実際に御朱印を手にする喜びや、寺社を巡る楽しさを感じていただけたら、きっと御朱印帳での御朱印巡りにも興味が湧いてくるはずです。
御朱印巡りは、堅苦しいものではなく、自分自身のペースで楽しむものです。書き置きから始めて、少しずつその奥深さに触れてみてください。この記事が、あなたの初めての御朱印巡りの一歩を後押しできれば幸いです。