御朱印旅ガイド

御朱印巡りはいくらかかる？費用と予算の考え方【初心者向け】

御朱印巡りに興味をお持ちいただき、ありがとうございます。このガイドサイトでは、御朱印巡りを「楽しむ」ための様々な情報をお届けしています。今回は、御朱印巡りを始めるにあたって多くの方が気になるであろう、「費用」について詳しく解説いたします。

費用について事前に理解しておくことで、無理のない計画を立て、安心して御朱印巡りを始めることができるでしょう。

御朱印巡りで主に発生する費用

御朱印巡りでは、主に以下の費用が発生します。

• 御朱印そのものにかかる費用（御朱印代）
• 寺社への入場・拝観にかかる費用（拝観料）
• 寺社間の移動にかかる費用（交通費）
• その他（御朱印帳、飲食、お土産など）

これらの費用について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

御朱印代の目安

御朱印をいただく際に納める費用は、「初穂料（はつほりょう）」や「志納金（しのうきん）」と呼ばれます。これは御朱印という墨書きや朱印に対して支払う対価ではなく、寺社への奉納金としての意味合いが強いものです。

• 相場: 多くの寺社では、御朱印一体につき300円〜500円程度が一般的です。
• 例外: 特別な行事の際の限定御朱印や、紙であらかじめ用意された「書き置き」の御朱印などで、500円以上かかる場合もあります。
• 違い: 直書き（御朱印帳に直接書いていただく）でも、書き置きでも、費用は変わらないことが多いですが、寺社によっては異なる場合もあります。

事前に寺社の公式サイトや案内などで費用を確認しておくと安心です。

拝観料（入場料）について

寺社の中には、境内に入る際や特定の堂宇（お堂など）を見学する際に、拝観料が必要となる場所があります。

• 必要となるケース: 文化財が多くある寺院や、広大な庭園を持つ神社仏閣などで必要となることが多いです。
• 相場: 拝観料は寺社によって大きく異なり、数百円から千円以上かかる場合もあります。
• 御朱印との関係: 拝観料を支払わないと御朱印をいただけない、というわけではありませんが、御朱印の受付が拝観エリア内にある場合や、御朱印をいただくこと自体が拝観の一部と位置付けられている場合もあります。特に名の知れた寺社を巡る際は、拝観料の有無と金額を確認しておきましょう。

無料で参拝できる寺社も数多くありますので、初心者の方はまず無料の寺社から巡ってみるのも良いでしょう。

交通費について

御朱印巡りでは、複数の寺社を移動するための交通費も考慮する必要があります。

• 移動手段: 電車、バス、タクシー、自家用車、レンタサイクル、徒歩など、様々な手段が考えられます。
• 費用:
  • 公共交通機関（電車・バス）: 巡るエリアや距離によって大きく変動します。一日乗車券やフリーパスが利用できるエリアでは、これらを活用すると費用を抑えられる場合があります。
  • 自家用車・タクシー: 自由に移動できますが、ガソリン代や駐車料金がかかります。特に都心部では駐車料金が高額になることもあります。タクシーは最も高額になる傾向があります。
  • 徒歩・自転車: 費用はかかりませんが、体力や時間に限りがあります。近隣の寺社を巡る際に適しています。
• 効率と費用: 効率的に多くの寺社を巡ろうとすると、移動距離が長くなり交通費も増える傾向があります。事前に巡る寺社の位置関係を確認し、最適な移動手段を選ぶことが重要です。

御朱印巡りの計画段階で、利用する交通機関を決め、おおよその交通費をシミュレーションしておきましょう。

その他の費用

御朱印巡りをより快適に、あるいはより深く楽しむために、以下の費用もかかる可能性があります。

• 御朱印帳: 御朱印をいただくために必須です。初めて購入する場合、1冊1,500円〜3,000円程度が目安です。寺社で購入すると、その寺社オリジナルの御朱印帳を手に入れることができます。
• 飲食費: 昼食やお茶代など。巡るエリアの飲食店によって費用は異なります。
• お土産代: 寺社やその周辺で購入する場合。
• 拝観受付時間外の待機費用: カフェなどで時間を潰す場合など。

これらの費用は必須ではありませんが、旅を楽しむ上で考慮しておきたい項目です。

予算の考え方と費用を抑えるヒント

1日の御朱印巡りの予算を考える際は、まず「いくつの寺社を巡りたいか」を決めると良いでしょう。

例えば、5つの寺社を巡る場合、御朱印代だけで最低1,500円〜2,500円はかかる計算になります。これに拝観料、交通費、飲食代などを加算して概算を立てます。

• 費用を抑えるヒント:
  • 拝観料がかからない寺社を中心に巡る。
  • 公共交通機関の一日乗車券やフリーパスを活用する。
  • 近隣の寺社を複数組み合わせ、徒歩で移動する区間を増やす。
  • ランチを持参するなど、飲食代を節約する。

ただし、費用を抑えることにこだわりすぎず、「無理なく、楽しむ」ことを最優先に予算を組むことが大切です。

まとめ：費用を知って、安心して楽しむ御朱印巡りを

御朱印巡りにかかる費用は、御朱印代、拝観料、交通費が主なものです。御朱印代は多くの寺社で300円〜500円程度、拝観料や交通費は巡る場所や方法によって大きく変動します。

事前にこれらの費用の目安を知っておくことで、計画段階で無理のない予算を立てることができます。費用への理解は、安心して御朱印巡りを始めるための一歩となります。

これから御朱印巡りを始められる皆様にとって、この記事が費用に関する不安を解消し、楽しい一歩を踏み出すための一助となれば幸いです。